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やせていれば糖尿病にはならない?

糖尿病 「太っていると糖尿病になりやすいのはわかる、でも自分はやせているから安心だ」…こんな思い込みをしていませんか?

確かに肥満は糖尿病の誘因の一つですが、太っているから必ずかかるわけではないように、やせているからかからない、ということも残念ながらありえないのです。

衝撃!?アジア人は糖尿病にかかりやすい?

糖尿病といえば太っている人の病気、というイメージが強いですよね。 甘いものやスナック菓子、脂っこいものをたくさん食べるからなる、と思っている人も多いでしょう。

しかし、アメリカの研究者が発表した衝撃的な説をご存知でしょうか。 それは、「日本人を含むアジア人は欧米人に比べて糖尿病にかかりやすい」というもの。

アメリカでは貧困層を中心に肥満が爆発的に増え、社会問題にもなっているほどですが、それよりもやせているアジア人の方が50%も発症リスクが高いと指摘されているのです。

にわかには信じ難い話ですが、その根拠はどこにあるのでしょうか。

日本人はやせている方が糖尿病になりやすい

後天的に発症する2型糖尿病の場合、日本を始めとするアジア諸国では標準かそれ以下のやせ型の患者が過半数を占めるそうです。 欧米の糖尿病患者のほとんどが肥満体であるのとは対照的ですね。

これは遺伝子の変異により、人種的にインスリンの分泌能力が低いからとされています。 加えて、わずか50年ほどの間に食生活が激変したことも大いに関係しています。

アジア人はもともとそのほとんどが農耕民族。 食生活も穀物や野菜が中心で、血糖値が急激に上がるような肉食の習慣はほとんどありませんでした。そのため多量にインスリンを分泌する必要もなかったのです。

ところが、食生活の欧米化で肉や乳製品などの高カロリー・高脂肪の食べ物を日常的に摂取するようになると、体質的にインスリンの分泌が少ない体では処理しきれない分がどうしても出てきてしまいます。

その結果、やせているにも関わらず糖尿病になってしまうことが多いと考えられているのです(もちろん太っている人のリスクはそれ以上です)。

やせ型糖尿病になりやすい人って?

まず、血縁者に糖尿病患者がいる人は要注意です。その人が標準かやせ型であれば自分もかかる可能性があると思ってください。 遺伝がすべてではありませんが、体質は似ていると考えた方がよいでしょう。

やせているからダイエットの必要はない、運動もしなくていい…というのも大きな誤解です。

肥満の心配がないからと甘いものや清涼飲料水を多量に摂取したり、不規則な生活を送っていればいずれは体に何らかの変調が起こってきます。 早食いや偏食もできるだけ改善するようにしましょう。

やせている人ほど高血糖や糖尿病を宣告されるとショックが大きいようです。 しかし、不摂生がもたらす健康への影響は体型には関係ありません。 ぜひ一度、自分の生活を見直してみてください。