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男性力を損なう?糖尿病

男性力 糖尿病はさまざまな合併症を引き起こしますが、中でも男性が精神的にもダメージを受けるのがED(勃起不全)です。 「糖尿病になるとインポ(インポテンツ:性的不能。以前、EDはこのように呼ばれていました)になる」という俗説がまかり通っていたこともあり、「自分はもう男として終りなのではないか…」と落ち込んでしまう男性は現在でも多いようです。

糖尿病とEDのゆううつな関係

男性ならよくご存知のとおり、勃起は性的興奮や刺激によって血液が陰茎海綿体に流れ込むことで起こります。 順番としては「感覚器を通じて脳が刺激を受ける→脳から神経系への命令→血液の流入→勃起」ということですね。 このうちどれが欠けても正常な勃起状態は発現・維持できません。 EDはその流れが何らかの形で阻害されることが原因なのです。

糖尿病は言うまでもなく血管障害を引き起こします。 血糖値が高くなることで血流が滞りやすくなるのですが、男性の場合はEDという深刻な事態を招きます。 糖尿病患者の4~9割にEDが見られるという調査結果もあるほどですから、その関係は密接と言えるのではないでしょうか。

陰茎に血液を送りこんでいる陰茎動脈は、体の他の部位の動脈に比べると段違いに細いという特徴があります。 大腿動脈が6~8mm、心臓部の冠状動脈でも3~4mmの太さがあるのに対し、陰茎動脈はわずかに1~2mmしかないのです。 それだけ糖尿病を始めとする疾患の影響を受けやすいと言えるでしょう。 また、勃起が起こるには海綿体に血液が充分行き渡ることが必要ですが、主流である陰茎動脈の血流が滞れば毛細血管まで届かなくなる可能性があります。そのため勃起不全や、勃起しても硬度を維持できない「中折れ」状態が起こるのです。

反対に、EDの治療を始めて糖尿病が発覚するケースも意外に多いそうです。 糖尿病の初期は自覚症状がほとんどありません。その結果症状が進行するまでわからないこともあるのですが、男性なら治療せずにはいられないEDのおかげで早期発見できた、という素直に喜べないような話も実際にあるのだとか。 実際、EDは最も初期に表れる生活習慣病のサインとも呼ばれています。

器質性から心因性へ移行することも

EDには血管障害や神経障害が原因の「器質性」とストレスやプレッシャーによる「心因性」、その両方である「混合性」の3つのタイプがあります。 糖尿病によるEDは器質性ですが、ちょっとしたきっかけで心因性や混合性に移行することもあるので注意しましょう。 例えば、「糖尿病=ED」という思い込みや、たまたまうまくできなかったことを「糖尿病だから」とくよくよ考えすぎたりと、自分で自分を追い込んでしまうとそれがストレスとなることもあるのです。

糖尿病の治療と並行してEDの改善は充分にできます。 また、生活習慣を見直すことはどちらにとってもメリットがあります。 EDだけならバイアグラなどの治療薬を使うことである程度解消できますが、根本的に治すためにはやはり大切なことなのです。