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糖尿病を患うと寿命が短くなるってホントなの?

寿命 日本人は平均寿命が長い国として知られています。男性が70歳ぐらい、女性が80歳ぐらいと言われていますが、2型糖尿病を患うとその平均寿命に大きな影響を与えるようです。

健康で長生きしたいという願いは叶わないのでしょうか。寿命と糖尿病の関係性についてお話していくことにしましょう。

2型糖尿病は平均寿命が短い?

少しでも健康で長生きしたいという思いは、誰もが共通するものではないでしょうか。そこにきて2型糖尿病を患うと平均寿命に影響するという話を聞けば少し怖くなってしまいますね。

なぜそのような話が聞こえてくるのかというと、研究の結果で発表された話が話題になったからなのです。長い間、2型糖尿病を患っている場合、細胞分裂にかかわりのあるテロメアというDNAが短くなってしまうということが分かりました。そのため細胞分裂があるたびにどんどん短くなってしまうのです。

研究結果で分かった数値は、赤ちゃんとして生まれてきたとき染色体の数は8000と言われています。その後、大人になると3000、さらに高齢と呼ばれる年代になると1500にまで減ってしまいます。人間の体は細胞分裂が行われて細胞そのものの生涯が終わるとき、それが私たちの寿命というわけです。

健康体の方と2型糖尿病を患った方のテロメアを比較した際、病気を患ってから10年経った方のテロメアが短いことが研究結果で分かりました。ということは、やはり寿命を短くしてしまう怖い病気というわけです。

炎症に効果が期待できる薬について

寿命が短くなってしまうと分かると怖くなりますが、2型糖尿病に効果が期待できるお薬の存在を忘れてはいけません。テロメアの老化を防いでくれるスタチンという抗炎剤があるのです。

このお薬は、心疾患を患っている患者さんの病状の進行を遅くする効果があるとして使われています。このお薬はコレステロール値が高い患者さんに対しコレステロールを下げるためのお薬としても使われのですが、実は炎症を抑える効果も期待できるのです。

まだまだ研究段階の2型糖尿病。この先の研究の結果によっては、2型糖尿病と寿命の問題を早く解決できるかもしれません。これまでも医学の進歩にはずいぶん驚かされてきました。例えば結核はかつて死に至る病気として恐れられていましたが、今は正しい治療を行うことで症状を改善することができる時代になりました。

先ほど話したスタチンというお薬が炎症を抑える効果をもたらしてくれるのであれば、細胞が炎症を起こしてしまう2型糖尿病にも効果が期待できるかもしれません。今後の研究の結果次第では、2型糖尿病によって寿命が短くなってしまう恐怖から解放される日が近くなるかもしれません。

いくら医学が進歩しても、日常生活が乱れていれば病気を発症させたり、悪化させたりする確率は高くなってしまいます。血糖値を正常に保つためにも、お酒の飲み過ぎに注意したり、バランスのよい食事を心がけたりする。また、質のいい睡眠をしっかりとることも心がけましょう。過剰なストレスは体に負担をかけますから、上手にストレス発散することもお忘れなく。もちろんタバコは極力控え、できれば早急に禁煙に取り組むように気持ちを入れ替えましょう。